これだけが出来ればいい

1998年10月15日

パソコンなりコンピュータを導入する時に、お客様には色々なタイプがあります。システムを作る側にとって、「これだけが出来ればいい」と言うお客様は最も望ましい存在です。

これだけが、というのはプログラムが簡単であるとか、帳票や画面の数が少ないと言う意味で、いいと言う訳ではありません。このようなお客様の場合、コンピュータを導入する目的がはっきりしていて、要求に無駄がないと言えます。色々話に聞いてやってみたいのだが、初めてで不安である。先ずは、最も大事な請求がもれなく出来るようにしてくれ、と言うような要求です。

よくあるのは、初めてなのに、あれもこれもやりたいと言うケースです。典型的な例は、在庫管理ではないでしょうか。在庫帳もなく、倉庫を見せてもらうと整理が悪い、そんな状態で在庫を何とかしたいと言うのです。コンピュータは在庫が得意と聞いている、という訳です。

どんなボロのシステムでも、販売管理の中で最後まで残るのは納品伝票作成と、請求書作成ではないでしょうか。在庫管理が入っていたり、その他にいろんな資料が出せるようになっていても、結局は使われず納品書作成のみ残っていたり、請求書作成のみが残っていたりします。

始めての導入であれば、最低限必要なシステムから始めて、落ち着いてから次のシステムを導入する、あるいは使い始める方がいいのではないでしょうか。