コンピュータ導入効果(2)

1998年11月14日

手作業からコンピュータ処理に移行することは、間接費削減という直接的な効果ばかりではありません。

手で伝票を書き、それを帳簿に転記するやり方は、記入に時間がかかる、集計に時間が掛かる、転記のミスをする、集計のミスをする、また時間が掛かる、という結果になります。パソコンなどを使って処理すれば、最初の伝票入力さえ正確にすれば、後は機械がしてくれます。集計作業の時間がなくなり、結果がすぐに出せます。

財務管理でも販売管理でも、処理結果がすぐに出せる、正確に出せるというのは、経営データを把握する上で何にも代え難いものではないでしょうか。前に3回にわたって「月次決算について」という記事を載せましたが、これを使っている会社の社長は、「この結果があったから規模の拡大も出来たのです」と、何回も言われます。

売上実績の把握でも、得意先単位で売上の金額を見ていたのが、最近では、得意先の商品単位であったり、単品の数量・金額の実績まで見るようになりました。売上計画にしても、実績を踏まえて、得意先の商品別の数量・金額というように、こまかくなっています。

前に「システムと業務レベル」と題して、日々の粗利が月次の粗利と一致するシステムのことを書きましたが、早く、正確に、よりこまかく、実態を把握するための道具として、コンピュータは欠かせないものになっているのではないでしょうか。

最近のパソコンは、数値実績を把握するというだけでなく、通信の道具であったり、共同作業の道具にまでなっています。オンラインとか、インターネットとか、メールとか、まさに通信そのものです。メールを含めたグループウエアという道具では、非定型の共同作業が可能になってきました。

すべての機能を使う必要はありませんが、どれか一つでも上手に使えば便利です。パソコンに使われないように、上手に導入しましょう。パソコンを使うことが目的ではありません。