オンライン導入効果

1998年11月16日

作業の量を減らす、内容を正確にするという点で、オンライン処理というのは端的な効果を発揮します。

ある会社の例です。当初導入した時は、売上も仕入も手入力でした。先ず、納入先からの受注を、親会社の汎用機に吸い上げられるように、バーコード付の棚札を発行して、納入先に納めました。従来、ファックス受注であったのが、バーコードを読ましてのオンライン受注に移行して、売上伝票の入力作業が減りました。

最近、受注したデータを少し加工して、上位の問屋へそのまま発注できるようなオンライン処理を導入しました。納入先から来たデータを、この分はこの問屋へ、この分は別の問屋へ、というような割り振りが出来るようにプログラムしたわけです。従来、受注データから自社内で品揃えをするようにしていたのですが、納入先が増えるに従って作業量が増えたため、その品揃えまでを依頼するように計画しました。

この結果、社内での品揃え作業が激減したのと同時に、手入力していた仕入伝票の入力がなくなったのです。パソコンの中の発注データを、納入結果とチェックする作業のみとなってしまいました。

売上・仕入の入力作業はなくなる、品揃えの作業も減る、入力ミスはなくなる、すばらしい導入効果ではないでしょうか。パソコンLANの性能を上げる必要があるとは思いますが、売上が今の倍になっても、人員増は必要ないかも知れません。

5年くらい前に、最初に業務のオンライン処理を経験した時は、こんなに便利なものかと思いましたが、今回の例では業態の特殊性はあるものの、現場の作業まで軽減されるという効果に感動しました。

最近の流通業界では、小売店・問屋・メーカー間の受発注がほとんどオンライン化されていると聞きます。あるお客さんは、オンライン受注が70%にもなるということでした。コンピュータ通信を取り入れなければ、生きて行けないのかも知れません。