コンピュータ担当者

1998年11月30日

いつも過去の話を持ち出してすみません。今回も「かつて」から始まります。

ユーザー側にいて、始めてコンピュータを導入する経験を二回したことがあります。そのどちらも、社内に担当者を養成するように言われました。社内で面倒を見る人がいないと、コンピュータは維持できないものだったのです。最初にソフトを作る手伝いをしても、その後は自分たちで手直ししたり、作りなさいということでした。

当時は、発注先が決定したらプログラムの研修に行かされました。しかしそこでプログラムをマスタできる人は少ないものです。大概が物にならず、ディーラーのSEに教えられてプログラムの修正をするぐらいがいいところです。そういうことからか、最近では導入時にプログラムを覚えなさいとは言いません。年商100億を超えるような会社は別ですが。

それでも、会社でパソコンを数台組み合わせて使うLANを導入するような場合、主になる担当者を決めて頂かなければなりません。販売する側から言っても、窓口が何人もいるのは話がまとめづらく困るものです。導入する側から言うと、社内を代表する非常に大事な人になります。今までにコンピュータの導入を失敗したケースでは、この人選を間違えたのではないかと思うことが多いからです。

理想的な担当者。
1.社内の業務に精通している人。特にコンピュータ化しようという業務に対して。
2.社内で信頼されている人。トップや、部下や、他の部署の人からも人望の厚い人。
3.コンピュータを使ったことがある人。なくても興味のあるひと。

必ずしもコンピュータの経験はなくても興味があれば分かるようになりますし、使えるようにもなります。必ずしもその業務を知らなくても、よく知った人とSEの間に入ることの出来るような、社内でも信頼されている人が必要です。うまく稼動しているユーザーには必ずそんな人がおられます。

プログラムを作るのに間違った指示を出しても困りますし、作り上げたプログラムを社内で使うように仕向ける力もなくてはなりません。間違っても、コンピュータ専門学校を出たばかりの人や、ソフト会社にいたという中途採用の人を主担当にしてはなりません。そんな人はサブにつけるべきです。