言葉の統一

1998年12月12日

最近、始めての業務をコンピュータに載せるための聞き取り作業をしています。

中小ユーザーの場合、聞き取り調査の過程で、お客様の方でこういうデータを入力して、こんな風に出したいと言う提示があることは少ないものです。その内容をこちらで提示していく必要がありますが、それ以前に言葉の理解、名称の理解が必要になります。

会社によって製品の分類を示す言葉が、その製品を集約した名称とまったく違う場合があったりして、簡単に理解できません。聞く言葉が一回では理解できない場合が多くあります。人によって言い方が違う場合もあります。その名前の由来を聞いたりして覚え込むしかありません。

帳票の名称で、手書きの場合などタイトルのないものも多くあります。「実績表」「月報」などの言い方で何の実績表なのか、何の月報なのか判断が付かないケースもあります。その会社の担当の人なら、何年も同じような形式で書いている表ですから、特別に帳票の名前で言わなくてもわかります。

打合せの時には用途を聞いてメモしておきますが、コンピュータシステムから印刷する場合であれば、その表に名前を付けなければなりません。設計をする担当からプログラムを作る担当に伝える設計書として渡す必要があるからです。

コンピュータのシステムは、基本的には入力があって出力があると言う単純なものですが、この入出力は一般的な販売管理で70種類くらいにはなります。大掛かりなものになると、150種類から200種類にもなります。

これらが名無しでは困るわけです。その名前を聞いただけで、どんな内容かが想像出来るような名称が最もいいと考えています。

また、色々な分類の名称、処理方法の名称、入出力項目の名称など、今まで漠然と表現していたものに、きっちりとした名前を付けなければなりません。

システム化すると言う作業は、名前付けの作業ではないかと思うほどです。まったく始めて構築する業務システムの場合、打合せの過程で言葉の統一から始めなければなりません。