給与パッケージの注意

1999年3月25日

最近パソコンLANを提案する時に、給与システムは市販パッケージで、というのが一般的なようです。しかし、本当に市販パッケージでいいのでしょうか。

あるお客様の話です。そこではあるメーカーのパソコンパッケージを数年前に導入して使っています。その時に販売管理と財務・給与のパッケージの三種類を導入されたのですが、販売管理は社内の仕様と合わず途中で使うのを断念しています。財務システムと給与システムは現在も使用中で、その給与の内容を聞いている時に出た話です。

給与計算の前にエクセルでこんな資料を作っていますと、見せられました。その内容は給与のパッケージが例外処理として出来ない項目を、前もってエクセルで計算しておいて、その結果を手入力すると言うものでした。給与支給項目のなかに4項目もその会社独自の計算方法があったのです。

当初の話では、給与は簡単ですからパッケージでいいですということで、こちらも全くの修正無しで基本のまま納入出来ると思っていました。実際に打合せに入ると、こんなことは出来ませんか、これはこうなりませんか、など市販パッケージで出来ない例外処理が出始めました。

簡単と言われる給与計算でも、50名以上になると、その会社独自の計算方法がいくつかはあります。市販のパッケージではその独自計算を処理出来る様には作られていません。独自の項目は、前もって手処理で計算しておいて手入力することになります。中には、月々にマスタの固定項目を修正しながら計算する項目もあるそうです。

それでも市販パッケージがいいのでしょうか。我々は、その独自処理をメインの給与計算入力で処理するように、その都度お客様のプログラムを修正して納入します。プログラムはお客様固有となりパッケージでは無くなりますが、お客様にとっては、非常に使い勝手のいいものになります。

安いからと言って、毎月面倒な手作業をしなければならない市販パッケージを選ぶのがいいのでしょうか。給与計算を甘く見ると苦労します。