パッケージ導入の話(1)

1999年5月13日

 パッケージに関する話の続きです。最近のコンピュータ導入商談では、ほとんどの場合パッケージが提案されます。

 以前からオフコンにも各メーカーが作ったパッケージがありました。しかし、パッケージの難しさを知っていたために、その提案はそれほど多くなかったように思います。パソコンLANの普及が進んできたこの4・5年くらいで大きな変化があります。

 パソコンパッケージがまだまだ以前ほど数が出ていないことです。これは、パソコンOSがDOSからWindowsに変ってきたことにもあります。パソコンでの開発方法が確立していなかったこともあります。最近それが増えつつあり、これからは常にパッケージを使いシステムを導入するのが普通になってくると思います。

 営業サイドから考えた時、パッケージを提案すれば価格が安くなることがあります。また、一から開発する場合に比べ、システムの安定稼動の確立が高くなります(程度の低いSEが入った場合、問題が多い)。手間が掛からず、安心して売れることになります。

 売り方が簡単になる反面で、買う方の注意が以前とは違ってきます。パッケージで、どのようなことが出来て、どのようなことが出来ないかを見極める目が必要です。

 ユーザーに合わせて開発する場合、要望を先に聴いてそれを実現する方向で考えます。パッケージは、逆にそれが持っている機能で、やりたいことが出来るかを見極める必要があります。やりたいことが実現されていれば、これは安定稼動しますので安心です。

 そのパッケージがどの程度の規模を対象に作られているかを見る必要もあります。市販されているパッケージは、それに合わせて使うことを前提にしています。自社のみの例外は、手処理ですることをわきまえることです。

 改造の出来るパッケージは価格も高いのですが、改造費用も掛かります。この費用との見合いということになります。この場合は、一から開発するのに近い打合せが必要になります。担当するSEの力量も問題になります。

 売る側の営業が手間が掛からない反面、買う側の慎重さが求められるのがパッケージ導入ではないでしょうか。