二次元バーコード

1999年9月7日

 先日報告しました自動認識展の詳細です。今回はバーコードの一種としての二次元バーコードです。詳しくは、画像もありますので関連リンクをご覧下さい。

 普通のバーコードは、スーパーやコンビニのレジでなぞって商品コード入力に使っているのを良く見ます。JANコードが流通関係で良く使われますが、これにより商品別の売上把握が可能になり、今やバーコードの付いていない商品は取扱いをしないというほどに普及しました。

 バーコードが横一列(一次元)に数字や英数字を並べてシンボル化したのに対し、二次元バーコードは縦横の二次元でデータをシンボル化しています。その特徴は下記の通りです。

1.大量の情報をコード化出来る。
バーコードが英数70桁くらいに対し、2000桁くらいのデータが持てる。このことで、注文書や納品書のデータを一つにシンボル化することが出来て、それを読ませることで、内容を入力する必要が無くなる。

2.単位面積あたりの情報量が多い。
同じデータなら、バーコードの11%の面積で表現できる。同じ面積なら、バーコードの84倍のデータが入る。小さいシンボルで表現できることから、宝石などにも目立たないように貼り付けることが出来る。

3.情報の種類が多い。
バーコードの英数字のみに対し、かな・漢字も入れることが出来る。顧客データなど、データベースを見に行かなくても二次元バーコードを読ませることで、その場で内容が把握できる。

4.360度読み取り可能で、高速で動いていても読める。
バーコードが横一列なのに対し、どの方向からも読み取れる。バーコードの貼り付け方に左右されない。基本的には、カメラで画像を読み取り、その画像を解析しデータ化する装置である。

5.誤り検出や訂正能力あり。
少し欠けていても読み取ることが可能。また、暗号コードを埋め込むことで、コード全体を暗号化することも可能になる。

 唯一の欠点は、読み取れなかった場合に打つ手が無いとのことでした。バーコードならコードの下に数字などが併記出来ますが、情報量が多いために併記することが出来ません。そのために5の特徴があるとも言います。

 これはいいと感じたのは、納品書などに二次元コードが印字されていれば、それを読ませることで入力の手間が省けることです。データの受け渡しが簡単な形で実現できるのではないか、そんな感じを受けました。

また、「情物一致」という言葉も聞きました。ケースに梱包された内容(物)が、二次元バーコード付のシールに印刷(情報)されていて、それを読むだけで内容がわかり、検品が楽になるというものです。

 何種類もある二次元コードの中で、QRコードというのがデンソーが国産で開発し99年1月にJIS規格に採用されているそうです。クイック・レスポンス・コードの頭文字をとっているシンボルで、高速で流れているコードを読み取ることが出来ます。

 企業の中で、データの受け渡しを簡単にする道具として、使い道があるのではないかと考えております。レザープリンタで印刷することも出来るそうでから、すでに実用化され普及期に入りつつある技術のようです。

関連リンク: 二次元バーコード、 DENSO まめ知識 QRコード編、 バーコードとは、