GPSとDOPA

1999年9月20日

 GPS(ジーピーエス)と言う3文字をよく聴きませんか。通信衛星を使って地図上に位置を表示するもので、一般的にはカーナビゲーションに使われています。このGPSで得た位置をNTTのDOPA(ドーパ)というパケット通信を使って本部へ連絡してくれるシステムを見ました。

 移動するトラックにGPSアンテナとDOPA端末を取り付け、それをノートパソコンに接続し、自分の位置と積み下ろしの状況を本部へ連絡します。本部からの連絡もDOPAを使って受けることが出来ます。

 トラックが自分の位置をカーナビで知ることは当然ですが、本部でも全部の車両の位置を24時間、常時つかむことが出来ます。これが実現できるのは、DOPAが常時接続出来る無線通信であることです。

 DOPAは携帯電話で使用できて、インターネットも出来る無線通信(毎秒28,800ビット)ですが、このスピードを毎秒9,600ビットというスピードに限定した受信装置がありました。月額の基本使用料が900円で、装置は一個が39,900円のものです。

データを送受信した量(パケット)により通信料を計算するために、通信するデータの量が少なければ使用料は非常に安いものになります。NTTデータのカタログによれば、DOPA端末は、自動販売機の管理、コイン駐車場の料金管理などに使われているようです。

 今回のシステムは、カーナビの良さとDOPAの常時接続のデータ通信を組み合わせたおもしろいシステムではないかと思います。NTTデータより「ロケーションマネージャーforGPS」としてもうすぐ発売されるとのことでした。

関連リンクに、NTTデータのPHS電話を使った「ロケーションマネージャー」、GPSを使った「車両情報支援システム」と、似たようなシステムがありますので紹介します。同じような車載システムとして、デンソーの「オムニトラックスシステム」というのもインターネット上に出ています。

 かつて、運送会社の運行管理システムをみたことがありましたが、車との連絡は運転手が公衆電話から掛ける片方向の連絡を待つしかない状態でした。携帯電話が普及した今は、双方向で連絡が取れるためにその頃よりは格段に良くなったと思います。しかしカーナビの進化や無線通信の進化は、更に進んだ運行管理を実現出来そうです。

関連リンク: 「ロケーションマネージャー」、 「車両情報支援システム」、 「オムニトラックスシステム」、