EUCについて(2)

1999年11月29日

 昨日に続いてエンド・ユーザー・コンピューティングについてです。「表計算を使わないで業務システムを作った方が楽になりますよ」と、ソフト会社の宣伝みたいなことを書きました。一方で、業務ソフトにも不得手な面があって、表計算にはかなわない部分が多いのです。

 オフコンの時代にグラフソフトを購入し、グラフ表示までしたことがありましたが、その費用だけで30万円くらいしました。そこへデータを渡してグラフの印刷プログラムを作るのに相当な手間が掛かりました。業務用の開発ツールでは、罫線入りの見やすい表を作ったり、グラフを表示したりというのは不得意な分野です。

また、統計資料のような帳票は色々な側面からみる必要がありますが、業務ソフトではある一面の形式でしか印刷が出来ません。違う角度からみて印刷しようとすると、別のプログラムを作る必要があります。即ち、融通が利かないのです。要望を出すたびに金が掛かります。

 こんな状況に対応するのに、どうしても必要な日々の実績結果を画面で見れるように設計し、1枚出せばその日までの実績が一覧出来る表も作っています。しかしグラフ化するまでいかず、表計算で読み込めるデータを創り出すプログラムで逃げている、それが現状です。

レザープリンタが多くなり、パソコンでも罫線入りの最終報告書になるような帳票も作れるようになりました。そんなメリットを中心にアピールしてきましたが、オフコンから使っている人は納得しても、パソコンの性能を知ったユーザーにはまだまだ不満が残ります。

 こんなときに見たのが「データネイチャー」だったのです。ボタンを作って簡単に分析が出来る以外に、いつも見たいグラフがあればそれをメニューに登録しておくことが出来ます。単に見るだけの人にはそのメニューを用意しておけばいいし、詳しく見たい人にはボタン操作のみを覚えてもらえば、今までの融通が利かないというストレスはなくなるのではないでしょうか。

 エクセルでもマクロ機能(簡単なプログラム)を使えば可能でしたが、「データネイチャー」の方がマクロを使わない分簡単なようです。