ソリューションビジネス

2000年10月16日

 『ソリューションビジネス普及促進のために「ソリューションアーキテクチャ」を標準化』
平成12年9月27日、社団法人 日本電子工業振興協会、ソリューションビジネス委員会から、こんな発表がありました。詳細は関連リンクでご覧ください。

 コンピュータ業界の用語は難しい、そんな感じの人は多いと思います。「ソリューション」「SI」、「アウトソーシング」「ASP」、「SCM」「ERP」「EC」「データウエアハウス」「XML」などなど、すべてを説明出来る人がいるとは思えません。なぜこんなになるのでしょう。

かつて「MIS(経営情報システム)」という言葉が流行しましたが、当時のコンピュータの能力では、経営情報の全てを処理するなど出来ないことでした。次に流行したのは、「SIS(戦略情報システム)」という、先んじて情報システムを構築することで他社を圧倒しよう、そんな考え方がありました。コンピュータディーラーに、「SIS(シス)を下さい」と言って来た人がいるというほどに流行した言葉です。「SIS」は企業により違うもので、他社を真似た時には「戦略的」ではなくなります。

 これらに類する今の言葉は「ソリューション」ではないでしょうか。上記の資料では、ソリューションの定義を「ソリューションとは顧客の経営課題をITと付加サービスを通して解決するビジネス技法」と言っています。

コンピュータは、いつの時にも「問題の解決」の道具として使われて来ました。それをことさらに「ソリューション」と名前を付けて定義までする必要があるのでしょうか。参考資料を見ると、今のコンピュータ専門紙に踊る言葉の位置づけがわかり参考にはなります。しかし、これらの言葉は、販売する側の自己満足のような気がしてなりません。

「SCM(サプライ・チエーン・マネジメント)」「ERP(エンタープライズ・リソース・プランニング)」など考え方や手法であり、これを導入しなければ問題の解決が出来ないというものではありません。コンピュータ業界では、難しい、わかりにくい言葉を使って説明出来るのが「カッコイイ」と思われる節があります。

 ユーザー側からしてみれば、「社内でこんな問題がある、これをコンピュータを使えば出来ると思うが、何とかならないか」、そんな問い掛けでいいのではないでしょうか。こんな問に対して、「SCM」の「ERP」の、という営業マンやコンピュータ担当を信用してはなりません。

問いかけに対して、いかに分かりやすく説明してくれるか、そこを評価の中心においてもいいほどだと、私は考えます。流行の言葉を使えるから問題が解決するわけではないのです。我々のようなシステムの販売業者(SI:システム・インテグレーターと言われます)は、最新の技術を分かりやすく説明出来て、必要な場所にその技術を使いこなすことが出来なければなりません。

 最も大事なのは、間違いをしない、スムーズに動くプログラムを提供することだと考えます。結果として、業務の合理化・スピードアップ、品質向上、利益アップに貢献出来ればいいのではないでしょうか。

関連リンク: 報道発表文、 参考資料、 NWC用語辞典、