オフコン思考との決別(2)

2000年11月2日

 我々は、設立当初からオフコンのプログラム開発をやってきました。パソコンLANになって、最初は、MS-DOSをクライアントにしNetWareをネットワークOSにしていました。次には、Windows 95をクライアントにしWindows NTをネットワークOSにするようになりました。

このような移り変わりの中で、ほとんどのユーザーのパソコン導入は、オフコンからのシステム移行というものでした。オフコンで使っているプログラムを、同じような作り方で、更にそれを便利に使いやすくパソコンプログラムにするのが我々の仕事でした。

 パソコンLANに移行しても、少し操作の方法が変わるだけで処理する業務は同じですから、その移行は非常にスムーズに行きました。それもそのはずです、多くの場合、処理速度は速くなる、プログラムはより便利になる、端末は増える、プリンタは増える、金額は安くなる、などなどいいことずくめです。使いにくいオフコンを当り前のように使っていたわけですから、新システムに文句のあるはずがありません。

 しかし、今回導入されたユーザーでは一部の人がオフコン時代を知っているだけで、実際に使う人はウインドウズのエクセルを多用している人々でした。エクセルでは、表示の領域を%を替えて広くしたり、行や列を固定してみやすくスクロールしたり、必要な部分だけを印刷したりと、その使い易さをよく知っている人達です。我々が作った、型にはまったことしか出来ないプログラムを使って見て、「これは使いにくい」と思われたようです。

それもそのはずです。基本的には誰が使っても間違いのないデータが入るように考えます。多量のデータを、複数の人が同時に速く入力が出来るようにと考えます。入力の結果は、一部の照会画面を除いて印刷することで考えます。プログラムの中で見方を変えるような操作は出来ません。自由に内容をいじれるエクセルとは基本的に違う考え方で作るわけです。

 しかし、こんな昔ながらの作り方でいいのでしょうか。Windowsを当り前のように使っているユーザーを満足させることが出来ないプログラムが通用するのでしょうか。色々なWindowsプログラムのように、ストレスを感じさせない作りのプログラムにしなければなりません。

今まではこんな作りで良かった、というような前例主義ではいけないことを痛感しています。オフコンの昔を忘れて、新しい考え方をしなければなりません。