LANのメリット

2001年3月26日

 パソコン数台を使って業務処理をしているユーザーに、サーバー機を導入しLAN(ラン:ローカル・エリア・ネットワーク)を構成することになりました。今までも、マイクロソフトのワークグループ(LANの一つでサーバーを置かない形態)で、プリンタの共用をしています。

このユーザーには、市販パッケージを使った経理・給与の処理と、マイクロソフト・アクセスを使った業務、DOSプログラムを使った業務、の四種類があります。ユーザーの要望としては、複数台あるどの端末からでも経理・給与などの業務処理をしたいという意向があります。

 LANを組む場合、業務ソフトがLAN対応(サーバーにデータを置いて複数の端末から業務を処理することが出来る)でなければなりません。経理・給与の市販パッケージはいずれもLAN対応でなく、意向にそえませんでした。

 マイクロソフト・アクセスを使った業務では、アクセスを2000にバージョンアップすることで、LAN対応にすることが出来ました。アクセスは、97から2000へ移行することで、「行レベル排他」が可能になり、データをサーバーに置き複数の端末から操作することが可能になります。

 DOSプログラムを使った業務は、導入前にわかっていたことですが、プリンタ共用さえ難しく、LANにすることは出来ませんでした。

 全体に業務を円滑に処理するには、端末1台に一つの業務を割り当てるのが便利とのことで、LAN対応でない三業務はそれぞれ端末を指定して割り当てました。LAN対応でない業務ソフトを使っているところに、LANを導入してもその効果はほとんど期待出来ないのが現状です。

今回のユーザーでも、新規に開発する五番目の業務ソフトは、LAN・WANの環境を使って動かすことが出来ます。また、アクセスを使った業務がLAN対応に出来たために、以前よりは一端末の業務の輻輳に悩まなくてすみます。

 LAN対応であるというのは、データをサーバーにおいて、どの端末からでも業務処理が出来ることです。そのためには、サーバーにあるデータに対し1件ずつに排他処理がかけられなければなりません。同じデータを2台の端末で処理しようとしたとき、両方を同時に処理しないようにしなければならないわけです。業務ソフトがこのような仕様になっているとき、LANはどの端末からでも処理が可能になり、その価値を発揮します。