パソコン導入失敗例(1/3)

2002年6月21日

 月々ウン十万円のリース料を支払い、そのシステムの満足度は50%。どうしても一部で二重入力が残りそれを改善したい。

 すでに4年経過したパソコンは古くなり、容量・処理能力が足りなくなっている。しかし、6年で組んだリースの残存はまだ2年もある。

 導入側は、当初の約束だからシステムを完成してもらわないと困る、と考える。販売側は、当時の営業担当もシステム担当もすでに退社していない。それでも会社対会社の約束だから何とかしてもらわないと困る、と考えている。

 採用したソフトは3種類のパッケージの組み合わせで、メイン処理部分は業態に合わすために大幅に改造して使用している。パッケージのメーカーは最近倒産してしまった。

 納入した販売側は、すでに販売の主力を全く違う業務システムに変更し、一般の業務システムの面倒は別の会社に見てもらうことにしている、とのこと。


 このどうしようもない話を聞いて、言いようのない怒りと情けなさを感じています。いくつかの疑問点をあげて考えてみます。(3回に分けて掲載します)


<なぜ、6年リースにしたのか>
 以前は、月々の支払を少なくするために6年リースを組むことがよくありました。オフコン全盛のころは5年で組んでも、再リースして6年・7年・8年と使うこともありました。再リースで安く使えるのはうれしいものです。

 しかし、パソコンLANのシステムであれば6年というのは長すぎます。税法の耐用年数でさえ6年から4年に修正されたくらいです。安くて便利ですが、機械もOSも5年も使えば相当に古くなります。技術的な進歩・変化により3年から4年使えればいい、と考えた方がいいのではないでしょうか。

 処理速度の遅さを我慢すれば、業務システムの場合5年・6年でも使えるとは思います。しかし、会社によっては、5年のリース切れを待ちきれないところも増えています。

古い機械では、USB接続の周辺機器が使えない、写真を処理するにはスピードもディスク容量も足りない、などいくつもの不具合が出てきます。この5年の間にOSはWindows95、98、98SE、ME、XPと5回も名前が変わりました。

大きく変わったのは95から98の時、98・MEからXPの時ではないでしょうか。今の時点ではWindows95を使っている人に、不満が出始めているように感じます。98を使っている人はまだいいのでしょうが、既に一般には販売されません。

 この例でも、すでに容量が一杯だとか、処理能力がないとかの性能的な不満が出てきています。4年、長くて5年がパソコンの賞味期限と考えておいた方がいいのではないでしょうか。
<次回へ続く>