パソコン導入失敗例(3/3)

2002年6月26日

前回に続いて掲載しています。

<なぜ、システムの見なおしを早い時期にしなかったか>
 サーバーのディスク一杯になったから、買い換えないといけないのだが、という話もありました。「なぜデータを削除しないのですか」と問うと、削除するプログラムがないと言うことです。

 かつてのコンピュータはディスク容量が小さく、いかにデータを小さくするか、どのタイミングで削除するか、これはシステム設計の基本でした。しかし、このような事態は担当のSEの力で何とでもなるものです。削除するためには、ほんの数本のプログラムを作るだけで済みます。

 導入1年後くらいには、システムの運用状況を見ながら、どこか修正するところはないか、もっと改善する部分はないかなど、お金を掛けてでもシステムの見直しをする必要があります。

システム構築に完全というのはないような気がしています。何がしかの修正を加え続けることで、システムはどんどんよくなります。このような話が出来るユーザーのシステム稼動状況・満足度は非常に高いものがあります。


<この事例に対応する私の意見>
 このような失敗に対しては、どう考えても打つ手は無いように思えますが、何らかの対応しなければなりません。

 早く、次に採用する業者を選定するべきではないでしょうか。次のシステムを失敗のしないように、打ち合わせを早く開始するべきです。

今のシステムの失敗を分析すること、今のシステムになかった要件を取り込むこと、色々な面で改善点を考えることで、次のシステムを間違いなく導入することができるのではないでしょうか。

 その過程で、担当のSEに現状システムをチェックしてもらい、内容を把握してもらえば、現状システムにも修正を入れることが出来るかも知れません。

単に現状修正のためだけの依頼であれば、相当に高い費用が請求されるかもしれませんが、新規システムの打ち合わせ過程であれば、安くでしてもらえる可能性はあります。

 リースの残り2年間は、最初の半年で現状分析、基本設計、概算見積りと進め、次の1年で詳細見積り、詳細設計、新システムの作成をする、そんな考え方はどうでしょうか。最後の半年分くらいなら次のリースに組み込んでもそれほど苦になる金額ではなくなるような気もします。